伊藤 有紀(いとう ゆうき) / Yuki Ito

映画監督。1979年、三重県桑名市多度町生まれ。
日本大学芸術学部映画学科卒業、同学大学院芸術学研究科映像芸術専攻博士前期課程修了。
在学中に16mmフィルムで劇映画を複数本、監督・脚本。

学校を出てのち、映画・ドラマのスタッフを経てテレビのディレクターに。
CSの旅番組で日本一周をする。そのロケが縁で、2009年に東京から福岡県に移住。
仕事として映像制作を続ける中で、ドキュメンタリー制作会社・グループ現代と縁ができ、
ドキュメンタリー映画制作を開始する。

監督作品『まちや紳士録』('13)『人情噺の福団治』('16)は全国各地のミニシアターで劇場公開。
続く三作目『おれらの多度祭』('20)が完成し、ミニシアターの枠を超えて2023年シネコンで
劇場公開され好評を博す。

Yuki Ito is japanese film maker.
Ito was born in Mie Prefecture, Japan, in 1979. He is an alumnus of the graduate school of Nihon University, where he majored in movies. After he worked on movies and dramas as an assistant director, he became a freelance TV program director, directing travel and shopping programs, dramas, and corporate promotion videos. 
 His first film "MACHIYA" was screened in 2013-2015, second film "FUKUDANJI" was screened in 2016-2019, at movie theaters in Japan. 

まちや紳士録 / MACHIYA(2013)

ドキュメンタリー/パートカラー/88分 劇場公開作品

福岡県八女市福島地区で白壁の町並み保存に取り組む人々と
そこに移住した監督夫婦の一年を記録したドキュメンタリー。
観る者に《生きることの本質》を問いかける。

東京 メイシネマ祭2015 上映作品


オンデマンド配信


公開劇場
【東京】シアター・イメージフォーラム 【大阪】第七藝術劇場
【名古屋】名古屋シネマテーク
【福岡】KBCシネマ / 小倉昭和館
【神戸】元町映画館 【石川】金沢シネモンド
【佐賀】シアターシエマ 【京都】京都みなみ会館
【新潟】シネウィンド / 高田世界館
【鹿児島】ガーデンズシネマ


「まちや紳士録」について 安部龍太郎(直木賞作家)
ありがたい映画を作っていただいた。
見ていて泣けてくるのは、八女の人たちの誠実さ、心根のやさしさ、そして受け継いだ技術の確かさが伝わってくるからだ。
その生きざまが町家の再生に象徴的に現れている。 

森まゆみ(作家・編集者)
町並みがこれほど映画の主役になったのは初めてではないだろうか。
若い夫婦が八女の古い町並みにすみ始める。かつて排他的だった町も
いまはそうもいっていられない。若者たちを受け入れ、ともに町をよみがえらせようとする。
雨戸、坪庭、三和土、鴨居、なめくじとまで共存する新しい生き方ここにあり
じわじわと日本の国土にしみわたってほしい佳き作品 

春風亭一之輔(落語家)
私の学生時代、落研の一つ下に伊藤有紀君が入ってきた。どうやら私がいじめて辞めさせたらしい(笑)。辞めてよかったかもしれない。こういう映画を撮ったのだから。これから長屋噺を演る時は、八女のまち家を頭に描こうか。落語を諦めた伊藤君に噺の稽古をしてもらってる、そんな気分でこの映画を観た。 

中川敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)
町家保存問題に直面する福岡県八女市福島地区の再生を、住民や棟梁達の奮闘を通して、寧静な筆致で描く。古民家の修理技術を、伝承するようにカメラが舐め回すシーンは圧巻。要所を引き締める、原みどりの旋律もいい。伝統とは人そのものであることを、311以降のジレンマ・ゾーンに立つすべての者に鮮明に訴える。



Japan had been a country in the midst of prosperous economic development. Japan’s recovery after the War was led by a national drive to become affluent in a bright future based on innovative industrial pioneering. And then came March 11th, 2011. This drive was suddenly faced with a crisis after which nothing would ever be the same again.Since the crisis, have the right choices been made?This movie tries to find answers in Yame-fukushima, population of about 70,000, and with a traditional machiya neighborhood of dwellings, some more than 100 years old.In Yame-fukushima, where people have lived for centuries, about 100 traditional old houses existed. The area is surrounded by a south-to-north-east mountain range that provides good materials. A river running through the mountains provides water. Traditional Japanese paper and lanterns are produced here. Woodwork was also developed, and Butsudan production flourished. Tea farming became popular throughout Japan, and Yame became a leading name in this industry. The machiya houses live seemingly together with those producers and merchants, watching over them protectively.The machiya is today at a crisis point, with regards to its preservation. As the residents grow older the machiya cannot assimilate into modern society, and so its buildings are left as solitary and isolated structures.Should the machiya be preserved? Rebuilt? Or simply be disregarded? Its residents go about their daily lives with these options never far from their minds.If the option of preservation is taken, have the skills required for this been adequately passed down?This movie explores the subtleties of the lives of people in the machiya, and raises questions about the choices for Japan at the mercy of modernization and efficiency after the war.

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人情噺の福団治 / FUKUDANJI(2016)

ドキュメンタリー/パートカラー/71分 劇場公開作品

芸歴半世紀を超える大阪のベテラン落語家、四代目・桂福団治を
追いかけたドキュメンタリー。
落語の枠を超えて、普遍的な《人間》を見つめた作品。

東京 メイシネマ祭2020 上映作品


オンデマンド配信


公開劇場
【東京】アップリンク渋谷 【大阪】シネ・ヌーヴォX
【名古屋】シネマスコーレ 【福岡】KBCシネマ
【神戸】元町映画館 【神奈川】横浜シネマリン
【広島】横川シネマ 【大分】別府ブルーバード劇場
【鹿児島】ガーデンズシネマ


麻生 八咫(活動写真弁士)
声が出なくなり、そこからの第二の人生が、福団治師匠の本当の人生の始まりだったのではと思い、人生は物語であり、深いなぁと、つくづく感じ入りました。素晴らしい映画をつくってくださり、ありがとうございました。

池田 賢治(福岡工業大学 教授)
人情噺の映画です。映画が人情噺そのものです。一人の噺家(落語家)のドキュメンタリーですが、落語愛だけではなく、人間愛、家族愛、仲間愛、社会愛が感じられるドキュメンタリーです。

瀬木 直貴(映画監督)
芸人はいつの時代も、現世(うつしよ)と常世(とこよ)を往来しながらその芸に磨きをかけていくという。この作品を観て「やはり福団治もそうだったか」と合点がいった。

Fukudanji Katsura IV 

Fukudanji was born in Yokkaichi, Mie Prefecture, on October 26, 1940. He is the tenth chairman of the Kansai Entertainment Association, a leading member of the Kansai Rakugo Association, and the current chairman of the Japan Sign Language Rakugo Association. After he appeared as a main actor in the film Oninouta, based on a novel by Giichi Fujimoto, he lost his voice for a while due to vocal cord polyps. After that, he started working on sign language rakugo. In 1980 for the first time he performed Jugemu using sign language, and even now works enthusiastically on sign language rakugo. He tells a wide variety of rakugo stories, specializing in heartwarming tales such as Shijimiuri, Yabuiri, and Nezumiana. His ability to breathe life into brave, admirable characters can affect his audiences deeply. 

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おれらの多度祭 / INVISIBLE ONE(2020)

ドキュメンタリー/カラー/60分 劇場公開作品

三重県桑名市多度町の奇祭・多度祭。
多度町内の6地区がそれぞれ馬と騎手を選出し、毎年5月4〜5日で計3回、人馬一体となって2メートル以上ある崖を越えられるか挑戦する。暦応年間(1338-1342)から続くといわれるその祭を、約三年、多度町出身の監督が追いかけた。
この映画は、奇妙かつ伝統的な祭と、それに青春を注いだ人々の記録である。

スペイン マドリッド・インディー・フィルムフェスティバル2020 中編部門ノミネート
大阪 門真国際映画祭2020 ドキュメンタリー部門 優秀作品賞受賞


ホームページ / クラウドファンディング達成


公開劇場
【東京】K's cinema 【名古屋】シネマテーク
【鹿児島】ガーデンズシネマ 【佐賀】シアターエンヤ
【シネコン】イオンシネマ桑名 / イオンシネマ東員 / イオンシネマ名古屋茶屋


ドン小西(ファッションデザイナー)
今の時代にこんな600年以上前の奇祭があるなんてビックリだよ。 
野蛮で虐待とも言える生々しく恐ろしい映像だ。 
邪念もなくただ上げ馬神事の成功に向けて団結する群衆、追い詰められそして恐怖で泣きじゃくる乗り手を務めた少年の残像がいつまでも頭に残る。 
凄いドキュメントだ。 


田原 正和(イオンエンターテイメント株式会社 コンテンツ編成部 コンテンツ編成グループ)

等身大の若者たちが地元を盛り上げ、そして危険を顧みず、 体を張って伝統を繋いでゆく姿に心を打たれました。
老若男女問わず、この時代だからこそ観てもらいたい作品です。 


キネマ旬報 2021年7月下旬号「文化映画紹介」渡部 実
" 全篇にみなぎるディオニソス的興奮 "

美達 大和(作家/無期懲役囚)
天晴!!若人たちよ!己が精神と肉体の緊張を自らの生命をかけるという極限に捧げる、その志と行為に光あれ!「生命こそ至上の価値」という戦後の価値観を枕に惰眠を貪ることなく、自らを超越しようという彼らの命がけの挑戦に、人間は人間を超えられる存在という至高の行為の崇高さを見て欲しい、感じて欲しい、見る者の琴線をかき鳴らさずにはいられない作品である。
 

奈須 崇(門真国際映画祭  運営事務局代表)
祭りの熱を密封した映像。駆ける馬と騎手に「届け!」と叫ぶ。荒々しさと思いの強さが心に響く。形なきものを収める見事な手腕。乗り越える前と後では世界が違う。市井の人の勇猛果敢でドラマチックな姿を描く逸品。

梁 丞佑(ヤン・スンウー/写真家/第36回 土門拳賞受賞)
この祭り行ってみたいな。

若かったら馬に乗りたかったな!

僕は牛しか乗った事ないので…


井上 良子(福岡子どもの本や)
祭(伝統)を守り続けているのは、一人一人の心である。先人は温かく若者を見守り、若者は先人の守り続けた伝統の重さを、子どもの頃からの憧れと伴に熱く受け取めていく。祭を経て若者はひとつ大人になっていく。

須藤 孝三(ボディビルダー / NABBAミスターユニバース 1975•1976世界チャンピオン)
神、馬、美しい田畑、成功と挫折、酒、恐れと快感

郷土愛に、つつまれて

若者たちは、明日を目指す、秀逸のドキュメンタリー


廣田 勇介(カメラマン/山岳ガイド)
コロナ以前の、まだ失われる前の日本の祭りというものを、等身大に捉えている貴重なドキュメンタリー映画。祭りでは、市井の馬が、市井の人を乗せ垂直の坂に向かって突進している。その一見、無謀な姿は、風車に向かって突進するドンキホーテのように、見るものに衝撃的な勇気を与えてくれる。

小寺 教夫(山岳スキーレーサー)
いつの間にか映画の中に引き込まれ、私も小山の青年団員になった気持ちで心が熱くなりました!多度祭りの歴史と共に、この素晴らしい地域の文化やつながりが後世にいつまでも引き継がれていくことを願っています。

山本 源太(星野村 源太窯/詩人)
青年は馬に乗る。騒ぐ血潮。酒と艶歌に鼓舞されて励む若者の泥くささ。汗、涙。歴史と氏子の期待を一身に背負って、ひたすら神と繋がろうとする。行く手をはばむ上げ坂を超えようとして、狂ったように駆ける上げ馬。泥はそのとき一瞬、聖なるものの生贄となる。 



Tado Festival is held every year on May 4th and 5th at Tado-taisha Shrine in Japan.
It's said that samurais began in around 1338-1341.
Each of the 6 districts in Tado elects 3 horses and 1 rider from the district.
6 riders who are dressed in the samurai outfit run up about 2 m talls precipice with unity of rider and horse.

Madrid Indie Film Festival 2020
Madrid, Spain, April 24, 2020 

Kadoma International Film Festival 2020

Osaka, Japan, August 13, 2020 

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